こげ

14年前、「惹かれあう」としか言い様の無い、とても小さな身体で大きな引力を持つ命と出逢った。
その時の事は、今でも忘れることが出来ぬ思い出。

昨夜、その生命が旅立った。

一昨日、最後の覚悟で会いに行った時に、あれほど弱っていた生命が、昨日の午後に一旦持ち直したような時間が持てた。

奇跡のように頭をあげて、目を開き、耳を立てた。

力を振り絞って最後の灯火をプレゼントしてくれたんやと思っている。短い時間やったが、得難い時を与えてくれた。

荒金こげ 14歳 2023年12月7日

所要があり、一旦紀州に戻ってから最後の連絡が入った。
再度迎えにゆき、今は連れて来た身体はわいと共にいる。

魂というものが、実際に存在するのかは自分にはわからない。

眠っているようにしか見えぬ身体は、とても冷たい。魂は温もりなのかもしれ無い。
小さな生命がくれたもの、それは捨ててはいけないものやと思う。

君の身体から温もりは消えたが、この手は覚えている。
覚えている限り、ずっと一緒にいられるな。
だから、これは別れや無い。
みんながこげを中心に、出逢いなおすことが出来たと思う。

ありがとう。

Koge Aragane

Wednesday, December 6, 2023

The body returned to the earth.

But I certainly hear, “Koge always with family eternally.”

本当にありがとう。
みんな君のことがずっと大好きだよ。